葉の意匠
コスチュームジュエリーという言葉を知ったのは6年前。疲れるとなんだか夜中にキラキラしたものが見たくなる一時期があり、ネットを眺めているうち、どういう経緯か、その言葉と出会ったのです。貴石を用いないアクセサリーのこと(半貴石までは含まれるようです)。
ほぼ同時に、「トラベルジュエリー」という言葉も知りました。旅行中に本物を紛失すると困るため持参するアクセサリーなわけで、本物を模したイミテーションが原義でしょうが、コスチュームジュエリーを表現することもあります。
個人的に「最強のトラベルジュエリー」と思っているのがこちら。AVONのブローチで、つけてしまえば場所をとりません。ゴールドとイミテーションパールが無難。香水という液体も持参不要で、この葉が蓋でロケットのように横開きができ、練り香水が仕込んであります。好き好きでしょうが、祖母のタンスを思い出すような古めかしく懐かしいにおいがします。
さて、これはポプラの葉であろうと思っていたのですが、葉脈が違います。「植物の意匠」シリーズは、菊花以外はどうもこのパターンで、最初につけた「アタリ」がことごとくハズレ。
手始めに葉の形状と葉脈を調べました。こちらが素人のため調べが及ばないのでしょうが、分類が簡単すぎる気がします。「つくばの裏山の樹木」についてのブログを見つけ、独自の葉脈分類を参考に拝見したのですが、書きかけで更新はされていないのが残念でした。
葉の形状は、心(臓)形。単純な鋸歯あり。
葉脈は、羽状に似るが主脈から傍脈への分岐点は「対生」で、平行線を保って、各おの葉縁に到達する。
何の木かずっと見つけあぐねて散歩に出た今日、仙台市東一番丁通の街路樹の葉に、そういう条件の葉をみつけました。ボダイジュ。おりしも、黄色い小さな花をつけています。実は一つということはありませんが丸いのがつくようです。メーカーを考えれば「セイヨウボダイジュ」かもしれません。
さて今回は当たっているでしょうか。〔文責・きか〕
この記事にコメントする