プーシャン家の日常

つぼマニア兼脉オタクと、医学史中心中国学マニアの生活感なさすぎな日々

ご高著拝受 『経典釈文論語音義の研究』

2017.03.12 11:09:58

3月11日午前、高橋均先生より、『経典釈文論語音義の研究』(創文社)拝受。できたてと思われます。有難うございます。

序章 『経典釈文』「論語音義」研究の試み
第一章 『経典釈文』「論語音義」の成書
第二章 『経典釈文』「論語音義」を通じてみた『論語鄭玄注』
第三章 『経典釈文』「論語音義」を通じてみた『論語集解』
第四章 『経典釈文』「論語音義」の修改
第五章 日本における経書研究と『経典釈文』の内容
附論1 定州漢墓竹簡『論語』試探
附論2『論語鄭玄注』は日本に伝来したのか

中国学として言葉を扱うことの基礎を丁寧に踏んで作られた書という印象である。「音義」とは「小学」の立場での「記(覚え書き)」、読み方と意味を記したつまりは語注にあたる。附論2は学会での口頭発表を拝聴していたので、じわりと懐かしさがあった。

放射性炭素による年代測定のように、言葉は文献の年代測定の基準となり得る場合がある。それは基礎の基礎だったはずだ。個人的には足元を照顧する必要を示唆されていると感じた出来事が続いている。この書をいただいたこともその一つ。〔文責・きか〕

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