三が日のこと
3日朝、思い立って「岸辺の唄」に出かけることにした。
「岸辺の唄」は、今市子氏の漫画のタイトルで、歩いて水乞いに出る話である。
年に一度、自宅から仙台東照宮に向かう。乗り物に乗らず自分で歩くことが「岸辺の唄」どおりで、帰りは「悠々と」乗り物で帰るならわしだ。(このならわしだ、は、懐かしい檀流クッキングの言い回し)。
天気がよかった。
2日の午後、「わりとすいている」というツィートを見かけて、天気はいいが、これからでは時間的に遅いなと思った。仙台初売りにでかける人が多いからすいていたのかもしれない。それなら3日でもよいのでは?と考えた。時計をみると朝9時37分。天気予報ではピーカンは3日までらしい。あわただしく身支度し、リュックに、昨年の破魔矢をお返しすべく、詰めてでかけた。自宅のはいっている建物を出たのが9時52分。
最初に思い立って歩き始めたのが何年だったか覚えていない。調べてみたがブログにも、ない。2020年には確実に出かけている。破魔矢をその2年ほどまえからいただいて来ていた気がするので、18年ぐらいかもしれない。21年、22年と地震があったときにはでかけていたことは確実だ。21年は時期的に遅くなり、出向いた直後の地震となったのを覚えている。
当初、所要時間は1時間を超えていた。昨年は54分だった。タイムには路面が凍っているかどうかがかなり響く。コースどりもちょっとだけ、響く。当初は昨年亡くなった知人S氏の教えてくれた仙台駅への最短ルートをとりつつ、徐々に西へと進路を寄せてゆく。あまり人が多くない。初売りに行くかたは2日の暗いうちからでかけるそうで、2日でも午後から出かける人、3日にでかける人は、まあやや本気で血が騒ぐわけではないのかもしれない。ところどころ小走りになり、朝食がちょっと軽かったので花京院あたりでひだるがみにやられかけた。信号に計6回ひっかかり、東照宮の敷地に足を踏み入れたいつものところで時間を見た。10時38分、この写真が記録している。…速すぎないか??
よい天気。
雪のない路面。
避けなければならないような人出に巻き込まれないこと。
靴ひもがうまく結べたこと。
それがこのタイムの原因だろう。
お参りもそれほど並ばず、破魔矢を頂いて帰ってきた。
道々、今後、このタイムを破るのは無理かもしれないと思った。
唯一、まったく信号にかからず、諸条件が同じである場合のみ、1分ぐらいは縮む余地はある。
この先どれだけ歩けるかわからないが、
天気がよくても、路面がよくても、
足が遅くなる時は来るのではないか。
どんなに頑張っても、足がいうことを聞かず、また1時間かかるようになった、そんな日がいつか来ると思う。〔文責・きか〕
テーマ:老いと終活/ /