プーシャン家の日常

つぼマニア兼脉オタクと、医学史中心中国学マニアの生活感なさすぎな日々

ばんて部の長い2か月 その2

2025.06.07 10:21:55


青葉通りにて。5月12日朝7時29分。鳥のフンが魚のように見えた。

ほぼ一年前の24年5月15日午後6時過ぎ、何か巨大な生き物が夕日を目指しているように見えた。
そんなことが時々ある。なんでもないものでも、何かに見える現象はたぶん名前がある。

前日の11日、ばんて部員(本人)が退院してきた。11日午前10時過ぎ、その日の退院許可がおりたのだった。「本人はいたって元気で退院したいといっているが…」と説明を受けたのが数日前だった。

さかのぼって4月30日、外科から腎内科に転科。5月1日から腹膜透析が始まり、経過観察。
この経過が首をひねるものだったので、なかなか退院できなかったのだ。
血液検査と尿検査、及びいわゆる「透視」でも順調だし、腹膜透析もできたので、何も問題はなさそうなものなのだが、腹膜透析で発生する「排液」の色がよくない。医師もいちばん長い看護師も、見たことのない色なのだという。ばんて部員の電話ではよくわからなかったが、「赤い」のだという。手術後の排液が「淡または淡々血性」というのはありがちなのだろうが、それが一週間以上も続いているとなると、退院させるのに躊躇するだろう、と勝手に思っていた。エクストラニールで水分を抜かずにレギュニールで「洗浄」しているぶんにはあるべき透明に戻っていたそうだ。

退院に踏み切ったのは、排液を除けばその他の考慮すべき要素と数値は順調に回復しているからだそうだった。ただし、23日に検診が予定された。

退院の過程をすっ飛ばして排液について書くと、果たして、まあ事前に知らされずに、これを見たら、病院に電話して救急車を呼ぶかもしれない、という色だった。赤ワインに近いかもしれない。1mlの血液が1リットルの排液に入っても真っ赤になるというが、そういう生易しさではない。だが果たして、一週間ほどで、排液の色が薄い日があり、その翌日には透明になっていて、検診には透明な状態でのぞんだ。

ただこの間、胸の奥で音がする、といって、5月17日土曜日に一度、救急外来に行っている。入院できるように準備して来いとのことだった。ただ、検査結果で経過は順調で、入院には至らず。そのとき、腎臓に負担をかけるかもしれないが、造影剤を入れて出血箇所があるかどうかを、23日の検診時に調べようということにはなった。結論からいうと、これでも、犯人(出血箇所)は見つからず。

この造影剤の検査を行った翌日とその次の日、透明に戻っていた排液がまた真っ赤になった。腎臓に負担がかかるというのは、こういうふうに具体化するものかもしれない、と思っている。主治医は否定的だが。健康であれば、これほどのことは起こらないのかもしれない。どこかから出血しているかもしれないが、犯人を捜す手段はもう、無い。その後も法則性はわからないが、数回、オレンジ色の排液があった。わりといちいち写真を撮っている。

6月11日、ふたたびの検診。ちょっと胸に水がたまっている、という。よそ様にご迷惑をかけまくっているであろうセキとタンは、このためだそうだ。だがBMP値は転院前以下になった。とにかく筋力が低下しているので、少しずつ歩けるだけ歩いている。筋肉を使うと、クレアチニン値が上がるのでこれが難点。

そんなこんなしているうち、ここに転居して16年目になった。一度手術待ちでリリースされたのでちょっとだけ今年もサクラが見られた。〔文責・きか〕














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