8月下旬は秋の気配
実は、「冬の気配」と書きたいぐらいである。
8月中旬は、見える時間帯の通過はなかった。
8月21日、南東13度、8月6日ぶりに見えるかもしれないと思いつつ、起きられず。雲が出ていなかったとすると、ぎりぎり見えたかもしれない高度。南東で最大仰角13度。書いていてやはり難しかったなと思う。
8月23日、4時22分、最大仰角南東40度のはずが、雲。24日3時27分も雲。
25日、2時52分、4時25分のダブルヘッダーのはずが、雨。
26日、3時40分、満を持して南西から北東へ、最大仰角76度。オリオンが上り始めるのをみて、季節の変化を感じて軽くショック。17日目の月をかすめて。この間まで暗くても泣き続けていたセミの声はなく、一面の秋の虫の声。空気はもう澄んでいる。
27日、オリオンの頭をかすめるように2時55分、東35度。4時29分は西11度から北西23度。横たわる雲によって3秒ほど見えたのみ。もう仙台は明るくなりかけている。この日、初めてTシャツ2枚の重ね着では「寒いかも?」と思った。
28日、2時10分は、一瞬見えるのか本当に?の例のやつ。3時43分西北西27度から北西34度。ケフェウス座の中をすすむきぼう。
29日、2時58分、北北東37度から徐々に下りながら北東へ。4時33分は北から北東に高い建物があるプーシャン家からは、観測不能である。
30日、2時13分一瞬?は低くて見えず。3時46分、一面の雲にて見えず。
31日3時01分、北20度も雲。
結果、15回の通過で5回観測。可能性としては6回あったかも。
プーシャン家からどれだけ見えるかを調べているので、そもそもが公平?なデータではないのだが、ちょっと気づいたことがあった。
地上ではないので「ランドマーク」ではないわけだが、冬~春の暮れ方、東~南~西は「オリオン」を目安に記述しやすい。夏は暮れ方はアンタレスなはずだが、雨、雲、霧と湿度の多い仙台では、あまり記述に用いる機会がない。夏も終わり、さそりが西にしずみかける頃に空気が澄み始めるとともに、明け方に東にさそりを避けて「おずおずと姿をあらわす(往年の野尻抱影氏の表現)」オリオンは記述に使いやすい。結果、きぼうの通過の記述にオリオン、が多くならざるを得ない。
夏の終わり以降の明け方の東の空、冬は暮れ行く東の空。
その間マーカーとして思いのほか優秀なのがアルクトゥールス。
「白鳥座墜ちゆくかたに歩みゆく」かなり前に思いついたのだが、下の句がつかない。
この時期の明け行く空の逆の方向、澄み始めた空気の中を「身をさかしまに」しずんでゆく白鳥座はことのほか趣がある。〔文責・きか〕
8月中旬は、見える時間帯の通過はなかった。
8月21日、南東13度、8月6日ぶりに見えるかもしれないと思いつつ、起きられず。雲が出ていなかったとすると、ぎりぎり見えたかもしれない高度。南東で最大仰角13度。書いていてやはり難しかったなと思う。
8月23日、4時22分、最大仰角南東40度のはずが、雲。24日3時27分も雲。
25日、2時52分、4時25分のダブルヘッダーのはずが、雨。
26日、3時40分、満を持して南西から北東へ、最大仰角76度。オリオンが上り始めるのをみて、季節の変化を感じて軽くショック。17日目の月をかすめて。この間まで暗くても泣き続けていたセミの声はなく、一面の秋の虫の声。空気はもう澄んでいる。
27日、オリオンの頭をかすめるように2時55分、東35度。4時29分は西11度から北西23度。横たわる雲によって3秒ほど見えたのみ。もう仙台は明るくなりかけている。この日、初めてTシャツ2枚の重ね着では「寒いかも?」と思った。
28日、2時10分は、一瞬見えるのか本当に?の例のやつ。3時43分西北西27度から北西34度。ケフェウス座の中をすすむきぼう。
29日、2時58分、北北東37度から徐々に下りながら北東へ。4時33分は北から北東に高い建物があるプーシャン家からは、観測不能である。
30日、2時13分一瞬?は低くて見えず。3時46分、一面の雲にて見えず。
31日3時01分、北20度も雲。
結果、15回の通過で5回観測。可能性としては6回あったかも。
プーシャン家からどれだけ見えるかを調べているので、そもそもが公平?なデータではないのだが、ちょっと気づいたことがあった。
地上ではないので「ランドマーク」ではないわけだが、冬~春の暮れ方、東~南~西は「オリオン」を目安に記述しやすい。夏は暮れ方はアンタレスなはずだが、雨、雲、霧と湿度の多い仙台では、あまり記述に用いる機会がない。夏も終わり、さそりが西にしずみかける頃に空気が澄み始めるとともに、明け方に東にさそりを避けて「おずおずと姿をあらわす(往年の野尻抱影氏の表現)」オリオンは記述に使いやすい。結果、きぼうの通過の記述にオリオン、が多くならざるを得ない。
夏の終わり以降の明け方の東の空、冬は暮れ行く東の空。
その間マーカーとして思いのほか優秀なのがアルクトゥールス。
「白鳥座墜ちゆくかたに歩みゆく」かなり前に思いついたのだが、下の句がつかない。
この時期の明け行く空の逆の方向、澄み始めた空気の中を「身をさかしまに」しずんでゆく白鳥座はことのほか趣がある。〔文責・きか〕
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