プーシャン家の日常

つぼマニア兼脉オタクと、医学史中心中国学マニアの生活感なさすぎな日々

譚先生の古典鍼灸入門

2021.11.20 15:51:47


12月20日発刊予定、『譚先生の鍼灸古典入門』(静風社)。上記写真、グレーの縁は写真の背景が映ってしまったものです。

鈴木達也先生との共訳です。鈴木先生については、以前、ご高訳『経絡病候の鍼灸治療』(東洋学術出版社)の書評を、久嗣・きかの連名で「鍼灸OSAKA」136号に書かせて頂いています。

『譚先生の鍼灸古典入門』作成にあたっては、中医部分(本文)を鈴木先生が、古典部分を浦山がというような、単純な分業でできたものではありません。

ただし、注釈部分は浦山に全面的に責任があります。この注釈部分を煩瑣と思われる方も多々おられるであろうと思いはしましたが、譚先生の中国文化全体への造詣の深さを活かしたかったためです。背景に大きな文化を背負っていながら、それをかるがると使いこなし、代々中医の家の10代目として鍼灸を施しているようすを伝えたくもありました。そういえば、WFASで働いていたころのスローガンは、「鍼灸を世界に奉仕させよう」でした。文化と切り離して中医鍼灸のみを記すのは、いわば文化の断章取義(中国学者としてはこの四文字は完全なマイナス評価に値します)だと思ったためでもあります。また、孔穴名などについては、浦山久嗣に確認をとって進めました。

言い回しや文体など、編集がゆずらなかったために反映されなかった部分もあり、訳者としての不満がないわけではありませんが、内容は譚先生が主催していた学びの場そのままです。お手にとっていただければ幸甚です。〔文責・きか〕



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拙稿ご掲載いただきました

2020.04.05 09:44:20

「鍼灸OSAKA」136号に、拙稿を掲載して頂きました。
浦山久嗣「プロフェッションへの道 鍼灸レクチャーⅣ 脈診 ②六部脈診と四部脈診」
浦山久嗣・きか(連名)「書評『経脈病候の鍼灸治療』」

 書評の書は、東洋学術出版社から発刊されています。原作は張吉老師、翻訳は有朋堂院長の鈴木琢也先生です。

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東アジア古典籍の世界

2020.02.28 21:49:31


勉誠出版より発刊された『医学・科学・博物 東アジア古典籍の世界』に、『福田方』『悲田方』について書いた拙稿を収録して頂きました。今回は書誌が中心です。つくばで行われたWFASで発表して以降に調べたことをもとにしています。今後は内容分析をより進めてゆくつもりです。

編者の陳捷先生、編集の吉田様、国文学研究資料館のみなさま、お世話になりました。また毎回、豊富な知識をあやなすご講演をしてくださった研究会メンバーの先生方、ご教示有難うございました。〔文責・きか〕

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これからの脉診の話をしよう!

2018.11.29 09:32:54

浦山玖蔵『これからの脉診の話をしよう!』が、11月16日、たにぐち書店さんから発刊されました。伝統鍼灸学会の出店にて、いちはやくご購入いただいた方々、有難う存じました。


また、浦山きか『漢文で読む霊枢』増補改訂版が今年4月に森ノ宮医療学園出版部・アルテミシアより発刊されました。汲古書院『中国医書の文献学的研究』はおかげさまにて同じころに版元品切れとなりました。

両名とも、頑張って取り掛かっている仕事を完遂いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。〔浦山久嗣・きか〕

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「つぼつぼ散歩」について

2016.01.14 11:50:41

久嗣が、メルマガ「あはきワールド」(有料)に「浦山玖蔵」のペンネームで連載させて頂いている「つぼつぼ散歩」のタイトルのまとめページを作って頂きました。
ご興味がおありのかたはご覧いただければと思います。
「つぼつぼ散歩(滎穴のはなし)」のタイトルページ
 

 

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