違いのこと その2
くるくると連続する波がしらのような雲にあこがれていた。それっぽいものが見えて小躍りしたが、見る間にそしてスマホを取ってきた間にくずれてしまったので、こんな写真になった。きれいな夕暮れである。
お世話になっている美容院の方々が「プラマイ2割の法則」という哲学を持っておられる。一時期、「年のせいか?髪の量が変わった」ことがものすごく気になって、散髪されながら話題にした。その時に言われた言葉である。彼女らにはこれに限らずよく説教されるのだが、「たいていの人は、自分の髪の量からプラスマイナス2割までしか想像できない」、「だがプロだとその2割の外側も知っている」のだそうで、「データの蓄積が(素人とプロでは)違う」ということかもしれない。
ちょっと前にその当時のことをあらためて聞いてみたところ、「なんで突然気になりだしたかな、季節柄かな」と言いあっていたそうである。
この「プラマイ2割」は何となく正しい気がする。以下、正しくは2割ではないのだが、たぶん「100点」とれる人は、「80点」の想像がせいぜいだ。「80点」だと、及第点の範囲が、視野に入る。「70点」だと「落第」の範囲までわかるだろう。「60点」だと「100点」は見えない。想像力というのはたぶん、その程度なのだと思っておくといいような気もする。〔文責・きか〕
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