にじいろ
1月4日午後。ふと窓の外に、こういう虹色の柱を見て、それは驚いた。単純に怖い。大気光学現象と知らないわけではない。だが、怖い。「大気光学現象過敏症」というカテゴリは、13年前の震災のとき、「虹色の雲を見た」(筆者未見)という話を何人かに聞いて作った。「つみとがのしるし空にあらはれ」という、萩原朔太郎の詩の一節も恐れに拍車をかける。
それは煎じ詰めれば(というか、拡大すればというかだが)「科学とは何か」を論じることにつながるので、そこらは端折るが、ISS観測(見てるだけ)も含め、オバサン(おばあさん?)はよく空を見ている。
空は震災以降、それなりに変わった。水蒸気を含んでいることが多くなり、大気光学現象は増えたように感じるが…ということはもう何年もまえに書いていた。
だから前より慣れて怖くなくなったかというと、やはり怖い。下は2月7日の幻日。
東日本大震災のとき、3月のそれは何とか(本棚を)立て直したが、4月にもう一度来て、いわゆる「心が折れた」。
年明けからたいへんな日々を過ごされている方々に、おだやかな日常が戻りますように。〔文責・きか〕
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